【祝10周年!】2015年以降の初音ミクおすすめボカロP (6)
数日あいてしまいましたが、
今年のミクさんお誕生日企画はラストです!
このブログ内でのふりかえりだったのでごく限られた数でしたが、
改めてここで紹介できたみなさんは、どの方も素敵だなぁと思いました。
それもこれもミクさんを通して知ることができた方々ばかりなので、
こうした音楽との出会いも長くつづいてほしいなと思っています。
では、つづきを!
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39. 擾鸞 さん
暗くて重いロックのなかで、きわだって妖しい世界をつくりあげる「擾鸞」さん。といっても見せびらかす系ではなく、内に内にこもっていくような息苦しい幻想や狂気です。そこには張り詰めた心の一線が感じられて、それがもうすぐ千切れそうでひりひりするんです。
40. モデ さん
"ミク視点のVOCALOIDイメージソング" 特集でとりあげた「モデ」さん。ギクシャクする機械や幽霊の抑えた感情に、果てしない孤独とさみしさを感じる曲の数々。確かな優しさを感じるのに荒涼としているような、不思議な感覚におちいって忘れられなくなるんです。
41. minzoo さん
いろんな創作の幅をもっている「minzooさん」。この曲では、童謡がエレクトロポップの水を得たようなおもしろさを見せてくれます。幼女感たっぷりなミクさんにほっこりするのですが、自分の悲しさを知らない純粋さにも聴こえる歌詞は秀逸だと思います。
42. はるまきごはん さん
おそらくもっとも演劇的なドラマ構成に近い音楽の感性をもったPの一人「はるまきごはん」さん。サビにむけて盛り上がれば上がるほど、破滅と混沌に向かうような曲の展開には、歌詞を飲みこんでしまうくらいのエネルギーと、不思議なカタルシスがあります。
43. ペリカンドンキー さん
音楽にも歌詞にも、ものすごく知性とセンスがあふれている「ペリカンドンキー」さん。豊かな語彙でつづられていますが、とはいえ難解というわけではなく、控えめな表現の歌詞をたどっていくと、描かれた情景や全体のテーマが見えてくる気がするのです。
44. anomimi さん
おとぼけでキュートな音楽、とは対照的な歌詞を書く「anomimi」さん。こんなにかわいいのに、近づきがたいドライさがあって、なんだかドキドキ惑わされてしまいます。プライベートや本当の感情を見せないアイドル(偶像)が、まさに機械のアイドルと重なる瞬間です。
45. C.C. さん
電子音が強めでお洒落なミクノポップに、流れるような言葉を乗せるのがとても上手い「C.C.」さん。音楽的にはものすごく心地いいのに、どこかちょっと寂しい、そんなギャップがC.C.さん独特の金属的な世界観を生み出しているのかもしれません。
46. 春野 さん
まずもって心地よい言葉の音にみちた「春野」さん。歌詞なんてしょせん空気中をただよう音でしかないのだけど、そこには "意味" という奥行きがあって、せっかくなら想像してみようかな、と思ってみたくなる。そんな春野さんの淡い「音」です。
(おしまい!)