【祝10周年!】2015年以降の初音ミクおすすめボカロP (5)
ミクさんのお誕生日が過ぎると、
もう秋なんだ一年早いなぁと思うこの頃。この企画もあと二回!
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31. SaiB さん
元々硬派なロックで知られていた「SaiB」さんが、4年ぶりにとんでもなく耽美で妖しい色気をまとって戻ってこられました。うっかりすると引きずり込まれそうな美の世界。曲が終わるたび嵐が去ったような寂しさが残る曲というのは衝撃的なことでした。
32. かしこ。 さん
綺麗でメランコリックなメロディをつくる「かしこ。」さん。そこには、ある種の幼さみたいなものも自然と描かれていて、その不完全さが登場人物たちを閉塞感のほうへ向かわせてしまう的な、そんな敏感な気持ちの揺れを曲中に感じるんです。
33. Haniwa さん
前衛(アバンギャルド)というのが、表現を拡張する実験だとしたら、"VOCALOIDとは何か" を考えようとする「Haniwa」さんは間違いなく前衛的。でも、その曲には聴く人の感情を動かす力があって、だからただの実験以上の「作品」だと思うのです。
34. nexus さん
明るくて可愛い電子ポップで知られていたのが、一気にダークな雰囲気のEDMという側面も見せてくれた「nexus」さん。EDMってわりと直接的な歌詞を書くひとが多い気がするのですが、nexusさんは引きの人でもあるんです。
35. はるる さん
シンプルで聞きやすくて王道なラブソングが素敵な「はるる」さん。良い意味でまっすぐで、優しい気持ちになれます。といっても歌詞はちゃんと工夫があって、真剣に恋愛してる女の子のすがたが見えてきて、なんかとても好きなんですよね。
36. keisei さん
ロボットや未来の街を歌う貴重なテーマなど、電子の歌姫である事を最大限に活かしたミクノポップが清々しい「keisei」さん。初音ミクとは、音楽だけじゃなく、テクノロジー分野のアイドルでもあるということを思い出させてくれる大事な存在です。
37. 吉田ヨシユキ さん
流れるような爽やかなギターポップだった「吉田ヨシユキ」さんの、新しく別の表現の幅が垣間見られる作品も取り上げました。予想を裏切られていくコードの進行が逆に気持ちよくて、それもブルーベリーガールちゃんの悪女っぷりなのかもしれません。
38. アキ さん
爆発力があって胸が締めつけられるような高まるギターロックの「アキ」さん。とりわけこの曲は、魂の叫びみたいなものがあって。アキさん節を表現するための、グロウルを活かしたミクさんとGUMIちゃんとのコンビも特別ですごく好きです。
(つづく)